イタリアでも、痩せ過ぎの
ファッションモデルはモデルとしてステージには立てなくなるそうだ。
政府が
ファッション業界に対し声明し、モデルさんの健康状態をチェックするなど業界はそれを遵守することになる。
スペインから始まったこうした流れは、今後全世界に広まってゆくだろう。
ブラジルでは
拒食症のモデルさんが死亡する、といったことまで起きているのだから深刻だ。
若い女性が憧れる
ファッションモデル。
恵まれた
スタイルが彼女たちの武器だ。
女性から見て羨ましいと思うその
スタイルが、一般の女性に与える影響を無視できないと言うことなのだろう。
拒食症などの、いわゆる
摂食障害は病気である。
それは心の病なのである。
そこに、痩せていなくてはいけないという観念、痩せていなくては生きている価値が無いといった捻じ曲がった強迫観念に心が冒されてしまっているからだ。
以前にラジオの人生相談を聞いていて、こうした病気の女性からの相談を聞いたことがある。
「太るくらいなら、死んだ方がまし」と彼女は言った。
それならば、何故、彼女はわざわざ電話をかけてきたのか。
苦しんでいるからでしょう。
今の自分ではいけないと思っているからでしょう。
自分でも、そこに気が付いていないのだろうか。
つまり、そこが病気なのだ。
今の自分ではいけない。
助けて欲しい。
何とか健康な自分を取り戻したい。
そう思ったからこそ、相談の電話をかけたわけだ。
まず、そこに気がつかなくてはいけない。
幸せになるんだ。
という強い意志と私は今、病気にかかっている。
その病気を治すんだ。
という自覚なしには、改善は進まないのではないだろうか。
男性からみた女性の
スタイルは、決して痩せすぎの女性に魅力を感じるものではない。
どうみても健康的とは思えない
スタイルの女性は、美しさや性的魅力などという前にその不健康さに嫌悪感を覚えるものだ。
健康的な若い女性は皆、美しいものだ。
輝いていて、愛しいものだ。
その魅力のすべての根源は心身ともに健康であるということ。
女性は、あったかく、やわらかく、良い香りがする。
そこに私がカメラを向ける理由がある。


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