写真・しゃしん・シャシン

思うこと、いっぱいあって今を書き留めておきたい。 風景写真にポートレート。 忙しく撮影に駆け回っている。 そんな日々のつれづれを書き綴っています。 お暇がありましたらお付き合いくださいませ。

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H.T House 田口

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Northern Gallery H.T House
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画面の外

2008.02.05

category : 写真


写真は四角い。
つまり閉鎖された空間であると言うこと。




小さな調教師




そこにある時間は止まっており、手に触れることも出来ない。
だからこそ、永遠の命を持っている。

などと書くと、ミョウに哲学的に聞こえちゃうね。

この閉鎖的な時空の中に、何を閉じ込めるのかが重要なんだな。
そこに閉じ込められた、質、量、重さ、広さが写真の価値を決める。
優れた写真時空を超えて、見る者の心の中に世界を作り上げる。

たった一枚の写真から、想像できる世界が広ければ広いほど、優れた写真と言えるだろうね。

私の家のアルバムには、古びた一枚の写真がある。
愛知に住む、親戚が撮った家族写真だ。
縁側に腰掛けて、みんなにこやかな笑顔の写真だ。

ある日、この写真におかしなところがあることに気が付いた。

縁側の柱には、柱時計が掛かっている。
ところが、この柱時計は部屋の外を向いて掛かっているのだ。
つまり、縁側に腰掛けている人たちと同じ方向を向いて掛かっているのだ。
不思議に思い、母に聞いてみた。

すると、この家は当時、養蚕をしていたのだそうだ。
絹糸(シルク)を作るための蚕(かいこ)を育てていたんだな。
だから中庭には、棚を作り蚕の世話をする毎日だったそうだ。
なるほど、みんな割烹着やら、日本手ぬぐいを姉さんかぶりにしていたりする。
そうして一日、中庭で仕事しているから柱時計は部屋の中ではなく、外から見えるように掛けられていた訳だ。

一枚の写真から見えてくるものがある。
そこに思いを馳せ、めぐらせながら、母の思い出話は続く。

その時、私は写真の見方を覚えたような気がしたものだ。



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